気をつけよう!寒い時期の入浴
寒さが厳しくなり、今年も残り少なくなりました。今年は皆さまにとってどんな年だったでしょうか?
まさかの大地震、大雨など災害にみまわれた年でしたね。日頃からの備えにも限界はありますが、それでも心がけたいものです。
先日、54歳の芸能人が入浴中に亡くなりました。お酒に酔ったままお風呂に入っていたので、事故死だという報道ですが、改めて入浴中は「お湯の温度」「入浴時間」「日頃の血圧管理」に気をつけないといけないと考えました。
お酒に酔ったまま入浴するのは問題外ですが、それでなくても高齢者は思いがけない事故に遭う可能性が高いのは確かです。
今回は、冬の寒い時期に特に注意が必要な入浴中の溺水事故について、事故の状況と注意ポイントをご紹介します。
<事故の状況>
国の「人口動態統計」によると、溺れて亡くなる65歳以上の方は徐々に増加しており、令和4年の1年間には7,900人が亡くなっているとか…。そのうち、家や居住施設の浴槽では5,824人が亡くなっています。月別でいうと、要注意なのはこれからの12月からの冬場です。
<ヒートショックを防ぐポイント>
「自分の身にも起きるかもしれない」という意識を持ちましょう。
入浴中は汗をかき、体内の水分が失われます。水分不足になると脱水症や血栓症などを引き起こすリスクが高まるので、予防のためにもお風呂前・お風呂上がりの水分補給は必要です。
入る直前ではなく、入浴の15〜30分前に(のどが渇いていなくても)お茶か水を摂りましょう。