唾液を増やして健康に! 唾液に秘められた健康パワー
口の中を潤してくれる唾液。実は、唾液には健康維持に重要な様々な役割があるのです。
その役割は口の中だけでなく、全身の健康にも影響が!今回は、唾液の働きと健康のために気をつけたいポイントをお伝えします。
大人が1日に分泌する唾液の量はどれくらいだと思いますか?
答えは、なんと約1~1.5リットル!(※個人差があります) そんな唾液には健康維持に重要な働きがたくさんあります。
実は、唾液は感染症とも深い関係が!
感染症の原因となる細菌やウイルスは口や鼻から入り、その粘膜から体内へ侵入します。唾液は口やのどの粘膜の表面を覆って細菌やウイルスから守る働きをしています。
そのため、唾液の分泌を増やして、粘膜を守ることは感染症から身を守るためにもとっても重要なのです。インフルエンザの流行は冬季間がピークですが、コロナウィルス感染症は季節性がはっきりしません。1年を通して気をつける必要がありますね。
唾液の分泌を増やす5つのポイント★
1.よく噛んで食べる
噛むという動作は、唾液の分泌を促進します。
食事の際は、1口30回を目安に、よく噛んで食べるようにしましょう。日中、ガムを噛むのもいいですね。
2.こまめに水分を補給する
唾液をつくるために水分は必要です。
水分補給の際はコーヒーや紅茶などカフェインを含んだものではなく、麦茶や水などがおすすめです。
3.鼻呼吸を心がける
口呼吸は口が乾燥しやすくなります。口を閉じて鼻で呼吸する「鼻呼吸」を心がけましょう。
特に、マスク着用時は口呼吸になりやすくなるといわれるので、鼻呼吸を意識することが大切です。
4.舌を動かす
舌を動かすと唾液腺が刺激され、唾液が分泌されやすくなります。
特別な舌の運動でなくても、口を閉じて舌を上下に動かすだけでも、唾液が分泌されてくるのを実感できると思います。
5. 唾液腺をマッサージする
マッサージで3つの唾液腺に刺激を与えると、唾液が分泌されやすくなります。驚くほど口の中がうるおいます!!
感染症対策の飛沫拡散防止として、マスクを着用しての生活が続いています。時々は 適度なマッサージをして、唾液が出るようにしてみてください。